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ネイル・ネイリストの歴史

ネイル・ネイリストの歴史


クレオパトラよりも前からあったネイルの歴史と今

 小さな瓶に入ったネイルカラー。 日本ではマニキュアと呼ばれ長く使用されていますが、爪に色をのせると言う事は、いつの時代から行われているのでしょうか。

 爪に化粧を施す事が始まったのは、紀元前のエジプトであると言われています。 現代でも白髪染めなどに使われている「ヘナ」薬草でもあるこの植物を使い、髪や顔を染めるのと同じように爪も染めていました。 絶世の美女として知られるクレオパトラも使用していたそうです。 また、クレオパトラと同じ、世界三大美女と呼ばれる楊貴妃も爪を染めていました。 平安時代に日本でもホウセンカの花で爪を染める事が流行していた様ですが、主に遊女の間だったそうで、小野小町が爪を染め楽しんでいたかどうかは分かりません。 しかし、遠い昔から様々な国で爪を染める事を装飾として、また宗教、儀式等に用いられていたのです。 その後、ヨーロッパでは、オペラ等の芸術表現として、更にアメリカでは映画業界の発展から、女優や歌手、ダンサーなどの爪への化粧が始まりました。

 現在でも一般的に使われている、マニキュアと呼ばれるネイルカラー。 車に使われている塗料が、速乾性にすぐれ剥がれにくくなる事から、それを応用してアメリカで最初に作られました。 そして、それと同時期にマニキュアリストと言う職業も普及していきました。

 日本でも、1985年に日本ネイリスト協会が創立され、民間の資格を取得出来るようになりました。 日本初のネイルサロンもオープンしましたが、当時はまだ特別な物であり、ネイルサロン、ネイリストと言う言葉も一般化しませんでしたが、 1988年のソウルオリンピックに出場していた短距離走選手、フローレンス・ジョイナーが印象的なネイルアートを施していた事も手伝い、 ネイルと言う事に興味、関心を持つ人が増えました。 その後マニキュアを塗りアートを施す事が一般化し、多くの人が爪に色を乗せる事を楽しむ時代がやってきました。

1990年代後半に、日本人が初めて世界大会で優勝し、ネイルアート、ネイリストと言う言葉が認知され、2000年に入り一気にネイルサロンの数が増え今に至ります。 その増え方はなだらかになってはいますが、その数は今なお増え続けています。

 現在では女性はもちろんの事、男性もネイルサロンへ通い、爪の形を整え磨き、ツヤを出すなど身だしなみとして使用している人もいます。 科学技術の進歩やニーズにより、ネイル技術や素材も変化し、除光液ですぐに落とす事の出来るマニキュア以外に、元々弱い爪の為、 歯科医で使われる義歯の技術を応用し、医療用に開発されたスカルプチュアや、カメラ、パソコン等に使われる UV接着剤の技術を応用した、 現在ネイルサロンで主流になっているジェルネイル等が開発されました。

 ファッションやヘアスタイル、メイク等と同じように、雑誌やネットでも特集され、女優やモデル、ミュージシャンも取り入れるようになったネイルアート。 ここまで一般化したものは、よほどの事が無い限り消える事なく多くの人が楽しむ時代が続くのではないかと思われます。 今後はいかに爪へのダメージを減らしながら、爪から剥がれにくいネイルが作られるかを期待され、 ネイリストの数だけでなく技術の向上を求められ、そのデザインは時代と共に無数に広がり続けて行く事でしょう。

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