Human ヒューマンアカデミー

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活躍する修了生

荻嶋初栄さん

日本語教師
荻嶋初栄さん(おぎしま はつえさん)
ヒューマンアカデミー新宿校
日本語教師養成講座修了生

静岡放送のアナウンサーとして活躍後、結婚を機に退職。フリーアナウンサーとして子育ての傍ら断続的に活動を続けるなか、外国籍の子どもたちが日本語や文化の問題で困難に直面していることを知り、日本語ボランティアに興味を持つ。
子どもたちに日本語を教えるスキルを習得するため講座を受講。修了後は、都内の日本語学校にて週2回教壇に立ちながら、アナウンサーのスキルを活かし、学習者の就職活動のための発音指導にも意欲的に取り組んでいる。

日本語の教え方を学ぶきっかけとなったのは、「言語難民」と呼ばれる子どもたちの存在

日本語の教え方を学びたいと考えるようになったのは、「言語難民」と呼ばれる外国にルーツを持つ子どもたちのことをニュースで知ったのがきっかけです。母語も日本語も十分に学ぶことができず、学校や地域で辛い思いをしている彼らのために、何かできることをしたい。そう考えた時、頭に浮かんだのが「正しい日本語の教え方を学ぼう」ということでした。子どもたちに日本語を教えるのであれば、しっかりとしたスキルを身につけるべきだと、そう考えたのです。そして日本語教師の講座を探すなかでヒューマンアカデミーを知り、組織がしっかりしている安心感から受講を決めました。

もともと日本語教師という仕事があるのは知っていましたが、受講当初は特に目指す気持ちはありませんでした。それが、授業を通じて講師の方々のお話をうかがい、実際に外国人学習者を教えるうちに日本語教師の魅力に目覚め、修了した今は日本語教師として、都内の日本語学校で初級クラスを週2回教えています。もちろん日本語ボランティアへの思いがなくなったわけではありません。まずは日本語教師としていただいたこの機会を活かして日本語を教えるスキルを磨き、その力をニュースで知った子どもたちや日本語に困難を抱える方々に役立てていこうと考えるようになりました。

石川さん

教えるだけでなく自分も学べるのが日本語教師の魅力。他の国の情報だけでなく、自分の教え方が良かったかどうか、生徒の反応から学ぶことは多い、と語る荻嶋さん。

日本語の通じない初級クラスは苦労の連続。だからこそ、その成長ぶりは感慨もひとしお

私が行っている学校は、日本語を勉強して将来に役立てたいという若い外国人が多く、大学院や専門学校に進む方がほとんど。私が担当するのは「あいうえお」から始める初級クラスで、下は19歳から上は63歳まで約15~6人を相手に授業を行います。なにしろ初級ですから、コミュニケーションを取るのも難しく、最初は苦労の連続でした。それが、授業が進むにつれだんだん話が通じるようになり、自分の国のことや思っていることを話してくれるようになってくる。そういう成長の姿を見るのは本当にうれしいですし、年齢のせいかまるで自分の子どもの成長を見るようで、フィリピン、中国、タイ、ポーランド、と国籍は違っても、どの生徒も皆かわいくて仕方ないですね。

教材

日本語教師のクラス遠足は、みんなでディズニーランドへ。

教えながら、自分もまた生徒から学ぶ。授業は人として教師としての成長の場

ひとつの教室で、たった1人で15~6人の外国人を相手に日本語という媒体を通してコミュニケーションを図ることなんて、普通の人生ではそうそう経験できるものではありません。しかも相手は国籍も全部バラバラの外国人。初めて教壇に立った時、「この人達に日本語を教えることが、私に出来るのだろうか」という不安と、「でも、この真剣な眼差しに何とか応えなくては」という、大げさですが、使命感のようなものが湧き上がってきたのを覚えています。

国ごとに考え方や習慣が違いますし、どの生徒も個性的なので、授業で教えた言葉をきっかけに、それぞれの国のいろんな話が飛び出し、知らないことを知る楽しさで私の視野もずいぶん広がりました。特に上級クラスになるほどつっこんだ内容を聞く人が出てきて、3時間の授業にその倍の時間をかけて準備してきても、予想外の質問に慌てることもしばしば。でも、そうしたやりとりから日本への知識や興味を深め、語学の上達に欠かせないモチベーションを引き出すのが、私たち日本語教師の腕の見せどころ。生徒たちの反応に学び、日々試行錯誤を繰り返しながら、一人ひとりの「話したい!伝えたい!」という意欲に火をつける授業を目指して頑張っています。